BOCCO emo

メニュー

NEWS

お知らせ

2022.11.18

BOCCO emo PlatformがCES 2023 Innovation Awardsを受賞

BOCCO emo「BOCCO emo Platform」が『CES 2023 イノベーションアワード』を受賞しました。

2023年1月5日から米国ラスベガスで開催される「CES 2023」に出展し、スマートホームの国際的新標準Matter対応のデモを行う予定です。

▼ CES® 2023 Innovation Awards(BOCCO emo Platform受賞ページ)
https://www.ces.tech/Innovation-Awards/Honorees/2023/Honorees/B/BOCCO-emo-Platform.aspx

 

BOCCO emoは親しみやすいフォルムのインターフェースロボットで、機能性重視の「便利な存在」ではなく、人々に愛される「エモーショナルな存在」として、子どもからシニアまでの年齢を問わず、暮らしに寄り添う伴走者のような「パートナー」となるようにデザインされました。

日々の習慣や予定をリマインドしてくれたり、専用のアプリで声と文字のメッセージのやりとりをすることができるほか、搭載された高性能のマイクアレイと音声認識技術により、ロボットの操作だけではなく、雑談までそっと耳を傾け、BOCCO emo独自のかわいい言語(エモ語)で反応することを実現させました。また、照度センサ、振動センサ、人感センサ(レーダー)の3つのセンサを使って、まわりの状態を把握し、最適な反応を返してくれます。さらに、独自の会話エンジンを搭載しています。

 

評価ポイントと今後

この度受賞した「BOCCO emo プラットフォーム」は、このロボティクス技術を活用しやすい形で開発者向けに提供するもので、一般家庭向けだけではなく、企業や行政、ヘルスケアなどの様々な社会課題解決のためのサービスで活用が始まっています。さらに世界的な新標準通信規格となる「Matter」※にも対応することで、今後期待されるさらなる汎用性の高まりと未来性についても評価されました。

世界で最も少子高齢化が進み、人手不足が深刻化する日本でこのロボットを導入することにより、高齢者に対するオンラインでの服薬指導やフレイル予防、健康増進のサポート、地域のモビリティなどの過疎化地域の生活者支援にも活用事例が広がっています。

BOCCO emoは「小さくて、かわいくて、でも頼りになる存在」。そんな人や社会に寄り添うロボット開発を目指し、安心して生活ができる社会の実現に貢献して参ります。

※Matterは、メーカーの垣根を越えてさまざまなデバイスに互換性をもたせ、スマートホームプラットフォーム間で相互接続されることにより、ひとつの音声アシスタントで操作が可能になる世界的な新標準規格です。

 

ユカイ工学 代表・青木コメント

スマートスピーカーだけではできない、人への働きかけをする役割を今後BOCCO emoが担っていくことができると考えています。例えば、ダイエットなど生活習慣を維持するモチベーションをアップしてくれたり、「お薬ちゃんと飲んでね」「体重計に乗ろうよ」など、人に働きかけることで人が暮らしやすくなる。

一つのことを習慣づけるのも自分だけでは継続が難しいことも多いですが、そんな時にロボットが音声や表情で自分に寄り添い応援してくれたら、ありたい自分を実現しやすくなるのではないでしょうか。

ロボット単体が機能を高めるだけでなく、それに連携する住環境や機器も連帯して「環境知能」が実現されていくと、人間の行動を先回りしてロボットが気を回してサポートしてくれるようになる。そんな未来の暮らしにつながっていくと考えています。

 

BOCCO emoプラットフォームが提供するもの

「BOCCO emoプラットフォーム」では、BOCCO emoのロボットハードウェアへのアクセスを提供し、オリジナルのアプリケーション開発を容易にするためのAPI群を用意しています。

例えば人を検知するレーダーは、ロボットの周囲の人の動きを検知することができるほか、他のマイク、照度センサ、振動センサの情報と合わせてユーザーの生活状態を推定する独自のアルゴリズムを提供します。

これにより環境の状態を把握し、適切なタイミングでユーザーへの声掛けを可能にしています。さらに、Matterに対応した他のスマートホームプラットフォームとの連携も実現を予定しており、住宅環境をロボットからコントロールすることが可能になります。

また、連携ハードウェアを追加する機能を提供しており、体重計、血圧計、パルスオキシメーター等のヘルスケアデバイスとロボットを組み合わせて、健康行動をユーザに促すアプリケーションが構築可能です。さらにロボットにモーションを追加するためのモーションエディタも提供し、オリジナルのモーションを追加することも可能にしています。

▼ BOCCO emo APIs
https://biz.ux-xu.com/