おばあちゃんを見守るBOCCOとお孫さん|ユーザーの声
Q.ご家族構成と、メインで使っていらっしゃる方は?
遠くに住む94歳の祖母宅にBOCCOを設置しています。
ヘルパーさんも週1回ペースで来てくれますが、足腰も元気なので、祖母のおしゃべり相手をしていただいている感じです。
Q.BOCCOを選んだ理由を教えてください。
ここくまのサービス終了が決まった時、ここくま難民がTwitterに集っていて、そこでユカイ工学やBOCCOを知ったんです。
BOCCOは基本お子さん向けのイメージが強いですが、私が利用する目的は「生存確認」。
BOCCOは4種類のセンサとの連携もできるとのことだったので選びました。
余談ですが、ここくまのクマのぬいぐるみを初めて渡したとき、介護用品を与えられたことに抵抗があり、一か月間触ってくれませんでした。
祖母は90歳を超えているのにまだ介護される年齢ではないという認識があったんだと思います。
Q.BOCCOのどの機能を一番使っていますか?
センサをフル活用しています。
元々生活時間帯が異なるため、メッセージは朝晩の挨拶程度です。
青の鍵センサは玄関の施錠確認用、赤の振動センサはトイレのドアに。
でも祖母はドアの開け閉めしないので、振動センサはあまり反応しません。
緑の部屋センサは電気のON / OFFを知るために棚の上で、黄色の人感センサは、寝室のベッドサイドにあります。
起床 / 就寝時に反応するようの導線上に置いていますね。
センサに反応があると、すべてBOCCOがおしゃべりしていましたが、近所の祖母の友人に「監視されているみたい」と言われたので、今は全部止めています。
また、BOCCOの他にも家の鍵と連携して使えるペット用の防犯カメラシステムも設置しています。
Q.BOCCOを迎え入れる前 / 迎え入れた後で、どのように生活が変わりましたか?
BOCCOを迎え入れる前は、些細なことでよく言い合いをしていました。
祖母が電話に出てくれないことを心配し、2時間かけて様子を見に行くことも。
何もなかったら本当は良いことなのに、喧嘩になっていましたね。
BOCCOを迎え入れてからは、全てセンサで行動がわかるようになったので、本当に心労が減りました。今外出したとか寝たなとか。
直接私が祖母に言うと「うるさい、そんなにボケてない」となるところを、BOCCOが話すと「このロボットはすごいのよ!」という感じで言うことを聞いてくれます。
祖母は方言が強いので、文字変換がたまに変になっているんですが、それもまた面白いです。
ちなみにこのやり取りでは
「はい、病院から帰ってきましたから・・・・」が
「廃病院から帰ってきましたから・・・・」に変換されています。笑
Q.もっとこうなって欲しい!等ご要望があれば教えてください。
私は生存確認の目的でセンサをフル活用しています。
そのため、センサの電池がなくなった時=反応が無くなった時、本当に困りました。。。電池残量の通知が欲しいです。
BOCCOは操作はシンプルとはいえ、90歳代になるとボタンを押した感覚が鈍っているので、録音ボタンを押してから、録音開始の「さんはい!」などの声掛けが欲しいです。
元々働いている私と祖母では生活時間帯が異なるため、夜の間に送信したメッセージが、翌朝再生される機能が欲しいです。